ビジネスで使う「また(追伸・さらに)」の書き方。メールで失礼のない追加情報の伝え方


「メールを書き終えたあとに、重要な情報を伝え忘れていることに気づいた」「複数の用件を伝える際、『また』を連発してしまい文章が稚拙に見える」といった悩みはありませんか?

ビジネスメールにおいて、情報の追加や補足は日常茶飯事です。しかし、接続詞の選び方や追伸の使い方は、一歩間違えると「論理的でない」「後出しジャンケンで身勝手」というマイナスの印象を相手に与えてしまいかねません。

この記事では、相手に失礼を与えず、かつ読みやすい「追加情報の伝え方」をシチュエーション別に詳しく解説します。


1. 接続詞「また」の連発を避ける!言い換えバリエーション

一つのメールで複数のトピックを扱う際、すべてを「また、」で繋いでしまうと、文章の構造が不明瞭になります。内容の重要度や性質に合わせて、以下の表現を使い分けましょう。

並列・追加で使える丁寧な表現

  • 「あわせて」: 関連する情報を付け加える際に最適です。「〇〇の件、承知いたしました。あわせて、会議の日程についても伺いたく存じます」のように使います。

  • 「加えて」「さらに」: 前述の内容に情報を上乗せする際に使います。「さらに」は前の文よりも強調したい情報があるときに有効です。

  • 「なお」: 補足的な注意事項や、本筋とは少し離れるけれど伝えておくべき情報を添える際に使います。

箇条書きを活用してスッキリ見せる

追加情報が3つ以上ある場合は、接続詞で繋ぐよりも箇条書きにするのがビジネスマナーです。

「本日の打ち合わせにつき、以下の3点をご確認ください。」

  1. 〇〇の資料

  2. 参加者の名簿

  3. 次回の議題


2. メールの最後で付け加える「追伸(P.S.)」の正しいマナー

プライベートでは便利な「追伸」ですが、ビジネスメールでは慎重に扱う必要があります。

ビジネスで「追伸」は基本的にNG?

結論から言うと、目上の相手や顧客に対して、重要な用件を「追伸」で伝えるのは避けるべきです。「ついでに思い出した」というニュアンスが含まれるため、軽んじられていると感じる人もいるからです。

追伸を使っても良いケース

  • 個人的な挨拶: 「追伸:先日のゴルフでは大変お世話になりました」といった、本筋とは関係ないアイスブレイク的な一言。

  • 念押しの補足: 「追伸:既にご確認済みでしたら、何卒ご容赦ください」といった、相手への配慮を示す表現。

  • 親しい間柄: 既に信頼関係ができている相手への、ちょっとした耳より情報の共有。


3. 送信直後に気づいた!「再送メール」での失礼のない追加法

メールを送った直後にミスや伝え忘れに気づいた場合、慌てて「あ、すみません」と送るのは禁物です。

スマートな追加メールの構成

件名に【追加】【訂正】などの文言を入れ、冒頭で一言お詫びを添えるのがマナーです。

  • 件名の例: 「【追加のご連絡】(件名)〇〇株式会社の△△です」

  • 本文の例: 「先ほどお送りしたメールに、一部不足がございましたため、重ねてのご連絡失礼いたします。以下の内容をあわせてご確認いただけますと幸いです」

このように、「先ほどのメールの不足分であること」を明確に伝え、相手が二つのメールをどう扱えばよいか迷わせない配慮が求められます。


4. 「論理的な文章」にするための構成のコツ

追加情報を伝える際に、最も相手がストレスを感じるのは「話が飛ぶ」ことです。

  1. 結論を先に述べる: 冒頭で「本日は〇〇の件と、△△のご相談の2点がございます」と宣言する。

  2. 段落を分ける: 一つの段落には一つのトピックだけを入れる。

  3. 結びの言葉を工夫する: 「以上、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます」の前に、追加情報を含めた全体へのフォローを入れる。


まとめ:言葉一つで「仕事の丁寧さ」が伝わる

ビジネスメールでの「また」や「追加情報」の扱いは、あなたの思考の整理整頓具合を映し出します。

  • 「また」を「あわせて」「加えて」に言い換える。

  • 重要事項は「追伸」に頼らず、本文内で構成する。

  • 追加メールを送る際は、件名と冒頭でお詫びと目的を添える。

これらの小さな気遣いの積み重ねが、相手からの信頼に繋がります。

まずは次にメールを書く際、無意識に「また」を使っていないか読み返してみることから始めてみませんか?

「具体的な断り文句とあわせて、別の提案を追加したい時のフレーズ」など、さらに踏み込んだ言い回しについて詳しくお伝えしましょうか?



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