ナースではたらこはやめたほうがいい?看護師転職サイトの評判と賢い活用法


看護師の転職活動において、一度は耳にする「ナースではたらこ」。日本最大級の求人数を誇り、東証プライム上場企業のディップ株式会社が運営する大手サイトですが、いざ登録するとなると「しつこい」「希望に合わない」といったネガティブな噂が気になる方も多いのではないでしょうか。

転職は人生の大きな転機です。特に夜勤や責任の重い業務をこなす看護師にとって、転職サイト選びの失敗は大きなストレスになります。

今回は、「ナースではたらこ」のリアルなメリット・デメリットを徹底解剖。どのような看護師に向いているのか、そして、転職を成功させるための「正しい付き合い方」を詳しく解説します。


1. ナースではたらこが選ばれる「圧倒的な強み」

多くの看護師がこのサイトを利用するのには、大手ならではの明確な理由があります。

逆指名制度で「憧れの病院」にアプローチできる

ナースではたらこの最大の特徴は、求人が出ていない病院に対しても、キャリアアドバイザーが採用状況を確認してくれる「逆指名制度」です。

  • メリット: 「家から近いあの病院で働きたい」「以前から気になっていたクリニックがある」といった具体的な希望がある場合、自分に代わって条件交渉や枠の確認をしてくれます。

全国網羅!地方やクリニックの求人に強い

「バイトル」などで培われたディップ社のネットワークを活かし、全国各地の求人をカバーしています。

  • メリット: 大手総合病院だけでなく、地域密着型のクリニック、介護施設、訪問看護ステーションなど、幅広い選択肢から職場を選べるのが魅力です。

24時間体制の手厚いサポート

現職が忙しく、日中に連絡が取りにくい看護師のために、電話窓口を24時間開放しています。

  • メリット: 夜勤明けや休憩中など、自分のライフスタイルに合わせて相談を進められるのは、看護師専門サイトならではの配慮です。


2. 知っておきたいデメリットと「やばい」と言われる理由

一方で、利用者が不満を感じるポイントもいくつか存在します。これらは大手サイトゆえの構造的な問題でもあります。

① コンサルタントの連絡が「しつこい」と感じることも

担当者によっては、頻繁に電話やメールで進捗を確認してくることがあります。

  • 背景: 転職サイトの担当者にはノルマがある場合が多く、熱心さが裏目に出てしまうことがあります。自分のペースで進めたい人にとっては、これが「急かされている」と感じる原因になります。

② 担当者によってサポートの質にバラつきがある

新人からベテランまで多くのスタッフがいるため、医療現場の専門知識に乏しい担当者に当たってしまうリスクがあります。

  • 背景: 専門用語が通じない、希望条件(休日や夜勤回数など)を無視した求人を提案されるといったケースもゼロではありません。

③ 非公開求人の紹介が多すぎる

良質な求人を囲い込むために「非公開」としているケースが多いですが、中には「登録させてから紹介する」という手法に抵抗を感じるユーザーもいます。


3. 失敗しないための「ナースではたらこ」攻略法

転職サイトは、あくまで「道具」です。上手に使いこなすためのコツを身につけましょう。

「連絡はメールで」とはっきり伝える

電話攻撃を避けるためには、最初の面談時に「仕事中は電話に出られないので、急ぎ以外はメールやLINEで連絡してください」と伝えましょう。これだけで、ストレスを大幅に軽減できます。

担当者の変更を遠慮しない

「この人とは話が合わない」「こちらの意図を汲み取ってくれない」と感じたら、事務局に連絡して担当者を変えてもらうことが可能です。一生を左右する転職ですから、遠慮は禁物です。

他のサイトと「2社以上」併用する

「ナースではたらこ」一本に絞るのではなく、看護roo!(カンゴルー)やレバウェル看護(旧:看護のお仕事)など、他の大手サイトにも登録しましょう。

  • 理由: 各サイト独自の求人を見比べることができるだけでなく、担当者の意見を「セカンドオピニオン」として比較検討できるため、より客観的な判断が可能になります。


4. まとめ:ナースではたらこを使うべきなのはこんな人!

「ナースではたらこ」は、決して「やめたほうがいい」サイトではありません。むしろ、上手に使えば非常に心強い味方になります。

特に向いている人

  • 「働きたい病院」がすでに決まっている人(逆指名制度の活用)

  • 初めての転職で、履歴書の添削や面接対策をしっかり受けたい人

  • 地方での転職を考えている、あるいは幅広い施設形態を見たい人

向いていない人

  • 自分のペースで、誰にも邪魔されずに求人を検索したい人

  • 連絡のやり取りを最小限に抑えたい人

転職活動を成功させる秘訣は、サイトの情報を鵜呑みにせず、最後は自分の目で職場を見学して判断することです。ナースではたらこを「情報収集の窓口」として賢く利用してみてはいかがでしょうか。