🦷🚨 歯の詰め物が取れた!放置は厳禁。何日以内に歯科医院に行くべき?


突然、歯の詰め物インレー銀歯レジンなど)がポロッと取れてしまうと、驚きますよね。痛みがないからと放置してしまう方もいますが、実はそれは非常に危険です。

結論からお伝えすると、詰め物が取れた場合、できる限り早く、遅くとも1週間から2週間以内を目安に歯科医院を受診することが強く推奨されます。理想は取れた当日か翌日中に連絡を取り、予約を取ることです。

なぜ、そんなに急ぐ必要があるのでしょうか?そして、すぐに受診できない場合の応急処置注意点を、SEO対策を意識した詳しい情報で分かりやすく解説します。


⚠️ 詰め物が取れた歯を放置してはいけない理由

詰め物が外れると、痛みがない場合でも、歯は非常にデリケート無防備な状態になっています。早期受診が重要なのは、以下のような深刻なリスクを避けるためです。

1. 虫歯の再発・急速な進行

詰め物の下は、以前虫歯を削った部分であり、エナメル質よりも柔らかい象牙質が露出しています。象牙質は非常に虫歯菌が感染しやすく、進行速度が速いのが特徴です。

穴が開いた状態は、食べかすやプラーク(歯垢)が溜まりやすく、ブラッシングでもきれいに取り除くことが難しくなるため、二次的な虫歯が短期間で一気に進行してしまうリスクが高まります。神経にまで達すると、根管治療や抜歯が必要になる可能性もあります。

2. 歯の破折(割れ)や欠け

詰め物は、削って弱くなった歯を補強する役割も担っています。詰め物がなくなった状態の歯は、噛む力に対する耐久性が大きく低下しています。

特に奥歯など、噛み合わせの力が強くかかる部分では、食事や歯ぎしりなどでヒビが入ったり、大きく割れてしまう破折リスクが格段に上がります。歯が縦に割れてしまうと、抜歯が避けられない事態になることもあります。

3. 噛み合わせのズレや歯の移動

詰め物が取れたまま放置すると、その部分を避けて噛む**「片噛み」が習慣になり、顎関節や全身のバランスに悪影響を及ぼすことがあります。

また、噛む相手を失った対合歯**(上下で噛み合う歯)が徐々に伸び出したり、隣の歯が倒れ込んできたりして、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れてしまうことがあります。こうなると、元の詰め物を再利用できなくなるだけでなく、新しい詰め物を作るための再治療が複雑になり、治療期間や費用が増大します。

4. 知覚過敏や炎症

露出した象牙質は、冷たいもの熱いもの甘いものなどの刺激神経に伝えやすくなります。これにより、知覚過敏歯髄炎(歯の神経の炎症)を発症し、強い痛みが生じることがあります。


🗓️ なぜ「2週間以内」が目安なのか?

多くの歯科医師が2週間以内を推奨するのには、主に以下の理由があります。

  • 詰め物の再利用の可能性: 取れた詰め物や歯の状態が良ければ、接着剤を塗り直すだけで再装着できる場合があります。しかし、時間が経つと、歯の移動欠けによって、詰め物の適合性が失われ、再利用できなくなる可能性が高まります。

  • 虫歯の進行を食い止める: 上述の通り、露出した象牙質は短期間で虫歯が進行します。2週間という期間は、深刻な虫歯に発展するのを防ぐためのタイムリミットの一つと考えられています。

痛みがなくても見えないところで歯の状態は悪化しています。「翌日〜3日以内」に予約だけでも取り、歯科医師の指示を仰ぐことが、歯の健康を守るための最良の策です。


🩹 受診までの間の正しい応急処置NG行動

すぐに歯科医院に行けない場合でも、詰め物を守るために、ご自身でできることがあります。

👍 やるべきこと(応急処置)

  1. 取れた詰め物を保管する

    • 取れた詰め物は、ティッシュなどに包まず、清潔な小さい容器(ラップでも可)に入れて大切に保管し、歯科医院に持参してください。再利用できる可能性があります。

  2. 患部を清潔にする

    • 取れた部分は穴が開いて細菌が溜まりやすい状態です。やさしい力で丁寧に歯磨きをし、うがいをして口の中を清潔に保ちましょう。強く磨きすぎないように注意してください。

  3. 反対側で噛む

    • 詰め物が取れた側では、硬いものや粘着性のあるものは絶対に噛まないようにしてください。歯が割れるのを防ぐことができます。

🚫 やってはいけないこと(NG行動)

  • 市販の接着剤などで自分で戻そうとする絶対にやめてください。詰め物が正しく装着できず、内部で細菌が繁殖して虫歯歯髄炎を悪化させるだけでなく、詰め物を取り除く際に健康な歯まで削る必要が出るなど、治療がより大がかりになります。

  • 無理に詰め物を押し込む:歯や歯ぐきを傷つける原因になります。

  • 熱すぎるもの、冷たすぎるものを口にする:露出した象牙質が刺激を受けて痛みが出やすくなります。

  • 放置する:「痛みがないから大丈夫」と自己判断して放置することは、治療期間費用が増える最大の原因となります。


📝 詰め物を飲み込んでしまった場合

誤って詰め物を飲み込んでしまった場合、多くはそのまま胃腸を通り、数日後便と一緒に排泄されます。体内で問題になることは稀ですが、もし激しく咳き込むむせる強い腹痛嘔吐などの体調の異変を感じた場合は、内科消化器内科などの医療機関を速やかに受診してください。

詰め物が取れたら、時間との勝負です。ご自身の歯の寿命を守るために、できるだけ早く歯科医院に連絡を取り、適切な処置を受けるようにしましょう。