【ゆうちょ銀行の支店名の書き方。郵貯銀行の口座番号がわかりにくい】
Yahoo知恵袋で、「バイトが決まったけど、給与振込先の支店名の書き方が分からない」、「特別定額給付金の申請書を書いているけど、ゆうちょ銀行の場合書けないところがある」など、振込先をゆうちょ銀行にした場合の書類の書き方について様々な質問を散見します。
確かにゆうちょ銀行は、他の金融機関と違い郵便局が運営しているからか、番号体系なども特殊で、書類を書くとなるとわかりにくいところが多いです。
しかし、振込手数料もほぼ無料で、ATMもどこにでもある便利なゆうちょ銀行……。
そんなゆうちょ銀行に振り込みたいと考える人は多いはずです。
今回は、振込先をゆうちょ銀行にしたい方に向けて、支店名の書き方について紹介します。
【ゆうちょ銀行の支店名や支店コードはどこに記載されている?】
書類に支店名や支店コードを書く際は、まずはそれらが記載されている場所を探さなければなりません。
基本的にゆうちょ銀行も含む日本の銀行は、振り込みに必要な情報が通帳に記されています。
ゆうちょ銀行の場合、通帳を開いてすぐのところに口座番号や支店名が書かれています。
ここで、「支店名」「支店コード」がないけどどれ? と思われた方もいるかもしれませんが、ここがゆうちょ銀行の特殊なところです。
ゆうちょ銀行の場合は、「店名」と「店番」がその代わりを担っています。
つまり、店名とは支店名のことで、店番は支店コードのことを差します。
そしてこの店名ですが、普通の銀行は「○○銀行・本店営業部」や「◆◆銀行・○○支店」と店舗の住所が記載されますが、ゆうちょ銀行の場合は住所の代わりに番号で管理されています。
ですので支店名を求められた際は、店名に書かれた漢数字3文字をそのまま支店名として書きます。
書き方の例:店名「〇一八」 → 支店名「〇一八店」
【キャッシュカードでの支店名の見方は?】
見方といえばあるのが、
通帳が手元にないけど支店名を知りたい! という場合は、キャッシュカードの「記号番号」のところに記載されている数字を確かめます。
ゆうちょ銀行のこの記号番号には法則があり、ここから支店名や口座番号を導き出すことができます。
以下にいくつか例を乗せましたので、参考にしてください。
A.記号5桁ー番号8桁の総合口座・通常貯金・通常貯蓄貯金の場合。
例:「10300ー12345678」
≪支店名の書き方≫
①まずは最初の5桁の記号を見ます。→「10300」
②左から2、3桁目を確かめます。→「03」
③2つの数字の後ろに「8」を足します。→「038」
※この「038」が店番になります。
④出した店番を漢数字に変えます。→「〇三八」
ここで出した「〇三八」が店名になるので、支店名の欄では「〇三八店」と書きます。
≪口座番号の書き方≫
①後ろの8桁の番号を見ます。→「12345678」
②最後の1桁を取ります。→「1234567」
これが口座番号になります。
B.記号5桁ー番号7桁の総合口座・通常貯金・通常貯蓄貯金の場合。
例:「10058ー0123456」
≪支店名の書き方≫
基本的にはAと同じです。
≪口座番号の書き方≫
①後ろの7桁の番号を見ます。→「0123456」
②最後の1桁を取ります。→「012345」
これが口座番号になります。
※金融機関によっては、「0012345」というふうに前に「0」をつけることがあります。
C.記号5桁ー番号6桁の振替口座の場合
例:「008401 ー123456」
≪支店名の書き方≫
①まずは最初の5桁の記号を見ます。→「00840」
②左から2、3桁目を確かめます。→「08」
③2つの数字の後ろに「9」を足します。→「089」
※この「089」が店番になります。
④出した店番を漢数字に変えます。→「〇八九」
ここで出した「〇八九」が店名になるので、支店名の欄では「〇八九店」と書きます。
≪口座番号の書き方≫
番号「123456」をそのまま使います。
または金融機関の指示に従い、最初に「0」をつけ「0123456」にします。
D.記号5桁ー番号5桁以下の振替口座の場合
例:「01800ー12345」
≪支店名の書き方≫
基本的にはCと同じです。
≪口座番号の書き方≫
番号「12345」をそのまま使います。
または金融機関の指示に従い、マスを埋めるように最初の方に「0」をつけ、「0012345」にします。
【ゆうちょ銀行の支店名の書き方のポイントを押さえておこう。】
受験料の支払いやファンクラブの支払いなどで使う郵貯銀行の払込取扱票(青色や赤色)であれば、ゆうちょ銀行に対応しているものなので書くのは簡単ですが、それ以外であれば、ゆうちょ銀行の口座情報の書き方は少し面倒くさいです。
ですが、変換の仕方がわかってしまえばそう難しくはありません。
例えば総合口座で記号が「00128」だった場合、支店名は「〇一八(018)店」になるなどきちんと法則があるので、導き出すのはとても簡単です。
やり方を覚えて、給付金などの書類の記載もスムーズに済ませましょう。