安産祈願のお金はいくら?初穂料
母子ともに健康で、元気な赤ちゃんを産むための安産祈願。そんな安産祈願に関する記事をここでは記載していきます。
子供を産むということはもちろん男性にとっても大事なことですが、とりわけ実際に出産される女性にとっては一大イベントですよね。産むなら母子ともに健康に、元気な赤ちゃんを産むことが目標と言えるでしょう。
安産祈願のお金、いくら包むのが正解?
お金って誰が出す?
お金はいつ渡すのが正解?
お金の包み方は?
安産祈願にオススメな神社・お寺は?
そんな疑問を解消出来たらと思います。
安産祈願のお金っていくら包むのが正解?
安産祈願のお金のことを「初穂料」とも言います。読み方は「はつほりょう」です。
簡単に言うと、神社などでお供えする祈禱料のことです。
では、ご祈祷ですがいつが良いとされているかと言いますと大安や「戌の日」が良いとされています。戌はお産が軽く一度にたくさんの子犬を産むことから安産の象徴とされ縁起物となっています。
さて、話を戻しますと初穂料は3000円からが好ましいです。お気持ち、という部分はありますが実際の相場としては5000円程のようです。
ただし、贈与物などがある場合1万円程用意すると良いでしょう。
また、誰と行くかにもよります。ご夫婦はもちろんのこと、両家のご両親とお参りをする際にも少しいくら包むかなどは考えたほうが良いかもしれませんね。
安産祈願のお金、誰が出す?誰が払う?
安産祈願のお金を誰が払う?
初穂料を支払う人に決まりはありません、夫婦が支払うことが多いですが、両家のご両親が支払ってくれるようであればお任せしてみるのも良いかもしれません。その分、よりよい安産祈願のお守りを買うなどして、より有意義な参拝にしましょう。
安産祈願のお金はいつ出すのが正解?
まず、神社を訪れたら社務所などの受付で安産祈願の祈祷をお願いしたい旨を伝えると申込用紙を頂けると思うので記入し、申込用紙を神社の方にお渡しする際に初穂料を納めるのが一般的でしょう。
ただし、初穂料は現金をそのままお渡しするものではありません。もちろん現金で受け取ってくれる神社やお寺もあるかとは思いますが、正しいやり方とは言い難いです。
渡し方として、のし袋と呼ばれるお金を入れる袋があります。のし袋の用意が難しい場合は白封筒でも良いでしょう。それらの袋に入れてお渡ししましょう。また、包むお金はきれいなお札、もしくは新札を包みましょう。
安産祈願、お金の包み方は?
安産祈願、お金を包むというのは、つまり、のし袋に包むということになります。
のし袋には様々な種類があります。のし袋によって水引きのバリエーションは様々ですが、安産祈願の場合は紅白の蝶結びになっているものを選びましょう。
のし袋の書き方ですが、外袋の水引きを境に上半分には「初穂料」または「御初穂料」と。下半分にはお金を納める方のお名前を書きましょう。夫婦連名の場合は中央右寄りに旦那様のフルネーム。その左側に奥様のフルネームを書くのが好ましいです。また、連名でなく姓だけでも問題ありません。その場合は下半分中央に書きます。上半分の文字はやや大きく、下半分の文字はやや小さく書くのが好ましい書き方でしょう。
次に中袋についてです。中袋は実際にお金を入れる封筒です。しかしのし袋には、中袋のあるものとないものがあります。ですので中袋あり、中袋なしそれぞれの場合の書き方についてご紹介します。
まずは「中袋がない場合」についてご紹介します。中袋がない場合、外袋のみになります。その場合外袋の書き方については先ほどご紹介した書き方で良いでしょう。外袋ののし袋の裏側の左下に住所と金額を書きます。住所が左端、金額がその右隣となります。また、金額の書き方についてですが、算用数字や一般的に使われる漢用数字ではなく壱、弐、参のような難しい漢字を使いましょう。修正のしにくい難しい漢字を使うことが不正防止になるためです。
中袋がない場合のお金の包み方
表面から見て肖像が見える、かつお金を封筒から出したときに肖像がすぐ見える向きでのし袋に入れるのがお金の正しい入れ方です。
続いて「中袋がある場合」についてご紹介します。
中袋がある場合には封筒の表面に納める金額を書きます。そして、裏面に左下の左端に祈祷する方(赤ちゃん)のフルネームを書き、その右隣に住所を書いて中袋にお金を入れましょう。
以上がお金の包み方になります。
安産祈願にオススメな神社・お寺は?
では安産祈願のランキングにも掲載されるようなおすすめな神社・お寺をご紹介します。自分が子供の頃にここでご祈祷をしてもらったのでここがいい、周りの話でここがよかった。というお話を聞く方もいらっしゃると思うので、参考程度に見ていただければ幸いです。
1.大巧寺
まず関東から、神奈川県鎌倉市にあります、大巧寺をご紹介します。
別名「おんめさま」とも呼ばれ、全国から安産祈願をする方が訪れるお寺です。「産女霊神(うぶめれいしん)」という安産の神様で有名なお寺になります。
2.中山寺
次に関西から、兵庫県宝塚市にあります、中山寺をご紹介します。
こちらはあの聖徳太子が創建したお寺で、御本尊は秘仏の十一面観世音菩薩です。「安産の寺」として名高く、明治天皇勅願所として霊験を高めた歴史のあるお寺です。
3.坐摩(いかすり)神社
大阪府大阪市にあります、坐摩神社をご紹介します。
明治天皇が生まれるときに宮中よりご祈祷があり、神社の秋祭当日に皇子がご降誕されたことから有名な神社です。また、予約優先制ですので事前に電話予約を推奨します。
4.塩竈神社
東北から、宮城県塩竈市にあります、塩竈神社をご紹介します。
ここには「鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)」がおり、潮流を司る海路の神ともいわれ、出産が潮の干潮に関わっていることから、安産守護神として全国から有名な神社です。
以上、4か所をご紹介させていただきました。
そんなご祈禱に向かう際の服装ですが、厳密な決まりはありませんがカジュアル過ぎる服装は避けた方が良いかと思います。そして、妊婦さんは体調を考慮した、身体に支障をきたさないように慎重に服装を選びましょう。疲れにくく安全な服装をオススメします。
初めてでも、そうでなくても夫婦にとって出産は人生における一大イベントです。
お金をいくら包むかも大事ですが、気持ちも大事にしてあげてくださいね。
そんな大事なイベントを後悔のない、満足いく形で実らせるために本記事をご参考にして頂けると幸いです。