痛くないけど身に覚えのないあざアザがある!原因や対処法など紹介

 

ぶつけたりしていないのに気が付いたらアザがあることがあります。

身に覚えのないあざで痛くないものは、病気の可能性があります。


身に覚えのない痣は痛くないためもあり

「いつぶつけたの?」と放置しがちです。

身に覚えのないあざを放置していると、そのうち体調を崩してしまう恐れがあります。

では、どのような病気になるのか気になる方もいると思います。

そこで今回は

・痣の種類

・身に覚えのない痣の原因

・症状で考えられる原因と対処法

・日常生活上の原因と対処法

・よくある質問

について紹介します。


痣の種類


身に覚えのない痣には主に4種類あります。

①赤あざ

基本的に赤い痣が出来ます。皮膚の血管が異常に増殖して出来る血管腫です。

②茶あざ

基本的に茶色い痣が出来ます。皮膚に存在するメラニン色素が多いために、周りの皮膚より茶色く見えます。

③青あざ

基本的に青い痣が出来ます。主に赤ちゃんのお尻から背中にみられる痣。一般的に「蒙古斑」と呼ばれています。肩にできるあざは「伊藤母斑」といいます。蒙古斑と伊藤母斑の違いは色調です。蒙古斑は「平らな色調」で、伊藤母斑は「褐色の点が混ざって均一ではない色調」です。

④黒あざ

基本的に黒っぽい痣が出来ます。色素性母斑というもので、広がったほくろのことです。


気付いてから1週間程度様子を見て、治らない場合は病院で検査をしましょう。



身に覚えのない痣の原因


身に覚えのない痣がある時は「何らかの病気」の可能性があります。

ここでは、身に覚えのない痣で考えられる病気を紹介します。

1.考えられる病気

①血管や臓器の病気

・老人性紫斑

高齢になると発症する確率が高く、65歳以上では約5%、90歳以上の男性では約30%起こるようです。

加齢などの理由で皮膚や血管が弱くなり、紫色の痣が生じるようになります。

この病気による重大な影響はないので治療する必要はありません。

・アレルギー性紫斑病

3歳~10歳ごろの子供に起こりやすい病気で、細菌感染がきっかけでなることが多いです。

発症すると手足にカユミを伴う小さな紫色の痣が多く出来るようになり、むくみや関節の痛みを生じることがあります。また、お腹の痛みを伴う事もあります。

・肝機能障害

血液を固める作用を持つ凝固因子の一部は肝臓で再生されています。その為、肝炎や肝硬変、肝臓がんなどの病気で肝臓の機能が低下すると、凝固因子が不足する事により痣が出来やすくなったり、鼻血が出やすいなどの症状が現れることがあります。

この様な症状が出ると重度のケースが高いので早めに病院に受診しましょう。

②血液の病気

血小板減少性紫斑病

・白血病

血液の細胞の元となる造血管細胞に異常が生じ、ガン化された血液細胞が生み出されるようになる病気です。

正常な血液の細胞が上手く作られなくなると、血小板が減少して痣が出来やすくなります。

膝にあざが出来るのは、体の表面ではなく体の中で出血が起こっている可能性があり、白血病の恐れがあります。

・播種性血管内凝固症候群(DIC)

血液を固める働きが異常に高くなることで、血液内に血栓が多く形成されるようになる病気です。

発症すると血栓によって血管が詰まり、脳梗塞や肺梗塞などを引き起こす恐れがあります。また、血小板や凝固因子が多量に消費されることで、逆に血が固まりにくくなり、痣や鼻血などの症状が現れます。

・血友病

染色体の異常で、生まれつき出血を止めるための凝固因子の一部が正常に作られない病気です。

幼少期の頃から身に覚えのない痣が出来やすく、鼻血や歯茎からの出血などを繰り返します。更に適切な治療を行わないと、関節内に出血を繰り返して関節が変形する「血友病性関節症」を引き起こしたり、脳内出血などの命に係わる出血を起こしやすくなります。

③稀な病気

・マルファン症候群

・フォン ヴィレブランド病

・MYH9

などが挙げられます。稀に起こる病気なので、知っておく程度でよいでしょう。


2.何科に受診すればいい?

痣は「皮膚科」で受診できます。子供の場合は「小児科」でも受診してくれます。

おすすめなのは「総合病院」です。受付で症状を伝えると、該当する科に案内してくれます。そこで何らかの異常が見つかると詳しく検査をする為に専門の科に案内され、総合病院内で処置をしてくれます。


症状で考えられる原因と対処法


身に覚えのない痣は体の色々な場所にでき、場所によって原因や対処法が異なります。

ここでは、場所によって考えられる病気と対処法や何科を紹介します。

<足や太もも>

・考えられる原因

足や太ももに痛みを感じない身に覚えのない痣は、殆どの場合「内出血」です。

繰り返し起こる場合は、出血しやすい原因が潜んでいる可能性があります。稀な疾患ですが、白血病では症状の一つとして、出血しやすくなる症状があります。

足に身に覚えのないあざができる場所はその他に「ふくらはぎ」「膝」「足首」にできることがあります。

・対処法

しばらくは様子を見ますが、痣が繰り返しできる場合は「内科」に受診して検査をしてもらいましょう。

<腕や手首>

・考えられる原因

腕に覚えのないあざや手首に痛みを感じない身に覚えのない痣は、殆どの場合「老人性紫斑」です。

加齢とともに皮膚や毛細血管の脆弱化により、少しの衝撃で内出血が起こってしまう病気です。

・対処法

基本的に病院に行かずに様子を見ますが、繰り返し起こる場合は「内科」に受診すると良いでしょう。

<手の甲や指>

・考えられる原因

手の甲や指に痛みを感じない見覚えのないあざは、殆どの場合「アッヘンバッハ症候群」の可能性があります。この疾患は突然「手指」「足指」に痛みや以上感覚が現れ、その後にどう部位に紫斑や血腫を生じます。

詳しい原因は現在では分かっていません。緊急性はありません。

・対処法

他の病気を採決で確認する必要があるので「内科」に受診すると良いでしょう。

<顔>

・考えられる原因

顔に突然身に覚えのない痣ができた場合は「太田母斑」の可能性があります。

女性に多く見られ、妊娠や出産などホルモンバランスの変化に伴い突然起こることがあります。

・対処法

成人期に発症した「太田母斑」は自然になくなることは無いので「皮膚科」に受診して治療する必要があります。

<胸>

・考えられる原因

男性には起こりにくいですが、女性の場合は「乳がん」の可能性があります。

皮膚にえくぼの様なくぼみができたり、赤く腫れあがったりする皮膚症状がありますが、これらはある程度進行した乳がんに見られるようです。

・対処法

乳腺を検査する場合は「乳腺科」、皮膚表面を検査する場合は「皮膚科」を受診しましょう。

<痣が消えない症状の場合>

・考えられる原因

いつまでも痣が消えない症状の場合は「ベーチェット病」の可能性があります。

この疾患は、一見あざの様に見えますが、ベーチェット病の場合は結節性紅斑という少し隆起した皮疹が特徴です。

・対処法

皮膚の下に赤色の隆起がある場合は「膠原病内科」に受診してみましょう。

<紫の痣がある場合>

・考えられる原因

紫色のあざがある場合は「血友病」の可能性があります。

これは凝固因子の不足により出血しやすくなる疾患で、関節内や皮下、筋肉内に簡単に出血を起こしてしまいます。

・対処法

しばらくは様子を見ますが、痣が繰り返しできる場合は「内科」に受診して検査をしてもらいましょう。


日常生活上の原因と対処法


身に覚えのない痣は、日常生活上の原因によって引き起こされることもあります。

ここでは、日常生活上の原因と対処法を紹介します。

◎原因1:ビタミン不足

ビタミンには多くの種類がありますが、中でも「ビタミンK」は凝固因子の働きをサポート、「ビタミンC」は血管の組織を丈夫にする働きがあります。

「ビタミンK」「ビタミンC」が不足すると枸杞氏の刺激で痣が出来やすくなります。

<対処法>

日常生活をする上で、きちんとした食生活をしていれば「ビタミンK」「ビタミンC」が不足することはありません。ファーストフードや単品ダイエットなどの極端に偏った食事を避け、栄養バランスのよい食事を摂るようにしましょう。

◎原因2:運動時など薄着

運動する時など、肌の露出が多い服装をしていると、気づかないうちに「打撲」などを起こして見覚えのない痣ができることがあります。

<対処法>

気付かないケガで「見覚えのない痣」となることがあります。

運動や外出する時は肌の露出が多い服装は控え、普段からうでた足などをぶつけないように注意しましょう。


日常生活上の対策をしても、身に覚えのない痣が頻繁にできる時は思わぬ病気にかかっている恐れがあります。軽く考えず、一度病院で相談するようにしましょう。


よくある質問


ここでは、よくある質問を「知恵袋」より紹介します。

①身に覚えのない黄色い痣の原因は何ですか?治し方はある?

【回答】

黄色い痣は基本的に「打撲」であることが多いです。気付かないうちにぶつけてしまい痣になったと考えられます。スポーツなどをしていると、気づかないうちに打撲となり、内出血や黄色い痣が出来ます。

スポーツなどが終わった後、時間が経過すると患部が痛いと感じることがあります。

治し方は、安静にして患部を冷却すると良いでしょう。

②痣の色は時間が経てば変わる?

【回答】

痣は時間が経過すれば色が変化します。

「赤➜紫、青➜青、緑➜茶、黄」と変化します。軽い打撲などで出来た痣は、徐々に治ってきますが発生した原因が重要です。痛みが軽く痣も小さい場合は様子を見ても良いですが、腫れや感熱が引かない場合は早めに病院で受診しましょう。また、打撲でなくても、痣が引かない時も病院で受診して精密検査をする様にしましょう。もしかすると危険な病気を患っている可能性があります。

③足に身に覚えのないあざは何が原因ですか?

【回答】

ぶつけてないのに、足に赤紫や青紫色の痣ができている原因は「皮下出血」の可能性が高いです。

血管から流れ出た血が皮膚の中にたまり、皮膚が紫色や青黒い痣の症状が出ます。

原因は様々ありますが、心配ないことが多いです。気になる方は病院に受診してみましょう。


まとめ


今回は、身に覚えのない痣について紹介しました。


痛みもなく身に覚えのない痣は「病気」の可能性があります。痣の色や場所などによって原因が変わってきます。今回の記事では、身に覚えのない痣の原因や対処法などを紹介しているので参考にしてみて下さい。


その他に日常生活上での痣が出来る原因や対処法も紹介しているので、こちらも参考にしてみて下さい。

痣ができていたら軽視せず、早めに病院に受診する事をおすすめします。


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