アフガニスタンとアフガンの違い、どこ、わかりやすく、同じ
アフガニスタンというと内戦が多い印象がありますね。
内戦が多いゆえにテレビやネットでは頻繁に取り上げられます。
今回はそのアフガニスタンとアフガンの違いと問題についてわかりやすく説明していきたいと思います。
意味は?アフガニスタンはどこ?アフガンとは
アフガニスタンがどこなのか?
中東、中央アジアに属しており、共和制の国です。
正式名称はアフガニスタン・イスラム共和国です。
中央アジアにはアフガニスタン以外にもカザフスタン、ウズベキスタン、トルクメニスタン、タジキスタン、パキスタンのようにスタンという名前の付く国が多いです。
スタンと呼ばれる国が多い理由はこの辺りはかつてイランを中心としたペルシア帝国の領土で、スタンはペルシア語で、日本語にすると土地という意味になるからです。
つまり、スタンとはその国の土地という意味になるのです。
どうなる?アフガンとアフガニスタンの違い。何が起きてるか気になる。
アフガンとアフガニスタンは両方とも同じ国です。
では、
どうして
アフガンとアフガニスタンという
2つの呼び方があるのかというと
アフガンとはアフガニスタンの略称だからです。
名前が長いために略称が使われています。
アフガンはほかにもアフガニスタンの、アフガニスタン人といった意味としても使われています。
アフガニスタン問題とは?アフガニスタン情勢、アフガニスタン紛争
アフガニスタン問題は1979年にソ連がアフガニスタン情勢が不安定な時に軍事介入し、自国寄りの政権を擁立したことに端を発し、国民から支持を受けない政府軍とそれを支えるソ連軍対反対勢力のタリバンが対立したアフガニスタン紛争により生じた問題です。
しかし、ソ連が撤退したことが原因となってアフガニスタンで政権が崩壊し、反対勢力のタリバンが全土を制圧し、新政権を作りました。
ですが、アメリカで同時多発テロが発生し、テロの首謀者をかくまったとして、アメリカがタリバン政権を攻撃し、このアフガニスタン戦争により、タリバン政権が崩壊しました。
その後、アフガニスタンはアメリカを後ろ盾とする政権を作り、そこから20年間タリバン対アメリカ狙撃とアフガニスタン軍の戦いは泥沼化し、このアフガン戦争で犠牲になった民間人は4万人を超え、兵士も含めると、合計17万人が死亡しました。
アフガニスタンで現在、何が起きてる?タリバンは?
何があったかというと現在の最新情報としては、
アメリカのバイデン大統領がアメリカ兵を完全撤退させることを表明しました。
そのアメリカ兵が撤退したことが引き金となって、タリバン勢力が次々と各地を占拠し、ついには首都のカブールを占拠しました。
首都が占拠されてタリバンの支配から逃れようと人々が空港に殺到し、
壁の上に立つアメリカ兵が赤ちゃんを抱きあげる写真が話題にもなりました。
何が起きてるのか?
かつてのタリバンは女性が教育を受けることを禁じ、公開処刑をするなどの恐怖政治を行ってきましたが、
そうしたことはないと諸外国へのアピールをしています。
アフガニスタンは今後どうなる?女性や赤ちゃん
タリバンは新政権に向けた活動を活発化させています。
現状どうなるかわかりませんが、今後これまで対立してきた勢力を招き入れるかどうかによってアフガニスタン情勢を左右しそうです。
国際社会がどう出るかはタリバン政権を認めるかどうかによって大きく変わると思います。
アメリカやイギリスはタリバンの行動を慎重に見極めながら判断するつもりでいますが、G7の外相は暴力の停止及び、女性と子供の権利守るために関与し続けるとし、アフガニスタンをテロリストの温床にさせないことも求めました。
同じままなのか?アフガニスタンで何が起きてるのか?
タリバンが首都のカブールを制圧し、市民が国外に脱出するのを妨害し続けている状況下で難民を直接手助けする方法はないかもしれません。
今回はアフガニスタンとアフガンの違いとアフガニスタン問題について説明しました。
紛争が終わったのはいいことですが、タリバン政権による支配がはじまり、人々の不安が高まるばかりです。
ですから、タリバンがかつての恐怖政治を悔い改め、国際社会と連携していい方向にもっていくことを願うばかりです。