打撲の痛みが引かないときは?痛みの期間はいつまで?痛みが続く。押すと痛い。
打撲は部位や状況によっては軽視できないケガです。
打撲とは何かに強くぶつかった時に患部にはっきりと現れる腫れや内出血や痛みで炎症反応のことです。
打撲は軽度の場合、ぶつかった皮膚が炎症反応を起こして赤くなり、ヒリヒリする程度で治ります。
しかし壁や柱などに固い場所に強くぶつけた時などの中程度の打撲の時は、患部の痛みはなかなか治りません。
そこで今回は
・打撲の症状や原因について
・打撲したときの処置方法
・打撲したときのよくある質問
など打撲について紹介します。
打撲での痛み。症状や原因について
<打撲の症状>
・打撲した部分やその周辺が炎症を起こして腫れる
・一定期間熱感がある
・皮膚が青紫になる(内出血の可能性がある)
・頭部の打撲の場合、こぶが出来ることがある
・打ち付けた直後よりも、少し時間が経過したごろから激しく痛むことがある
・押すと痛みがある
<打撲の原因>
原因は色々ありますが、ここではスポーツや転倒や落下によって起きる打撲について紹介します。
・スポーツでの衝突
格闘技やラグビーなどのスポーツでは、激しく攻撃を受けたり相手の防具が当たることがあり、その結果、
打撲を起こす。
・転倒や落下
転んだり、階段から足を踏み外して落下した時、強く打ち付けた場所が打撲を起こす
打撲はスポーツだけでなく、普段の生活でも起こるので注意が必要です。
打撲したときの痛みの処置方法
ここでは打撲したとき、「してはいけないこと」や「処置」を患部別に紹介します。
<してはいけないこと>
・患部をもむ
・患部と周りの筋肉のストレッチをする
患部を温めたり自己判断で手当てをすると症状が悪化する可能性があります。
<処置>
①手の指や足の指
無理に動かさず安静に保ちましょう。氷や濡れタオルなどで冷やすと痛みや腫れが和らぎます。
程度が軽い場合は湿布で治ります。
長時間激しい痛みが続く場合や、後からだんだん痛くなる場合などは骨折している可能性があるので必要に応じて医師に診察を受けましょう。
②頭
意識があり特に異常が見られない場合は、頭を少し高くして寝かせて安静を保ちます。こぶなどが
ある場合は必要に応じて冷やしましょう。
頭部の打撲は致命傷になることがあります。むやみに動かすのは危険です。救急車を呼んで救急隊員や
医師の判断を仰ぎましょう。
③首や背中
首や背中には重要な神経が走っているので、打撲の衝撃で損傷すると呼吸障害や手足のまひが残る可能性が
あります。まずは呼吸状態と手足の動きを確認しましょう。
強打した後、打った周辺組織の肌の色が変わったり、痛みが強くなる場合は、骨折している可能性が
あります。床の上など硬くて平らな場所に仰向けの状態で寝かせ安静に保ち、必要に応じて医師の判断を仰ぎましょう。
④胸
襟元やネクタイ、ベルトなどを緩めて呼吸がしやすい楽な姿勢を保ち、安静にして様子を見ましょう。
必要に応じて患部を冷やします。必要に応じて医師の判断を仰ぎましょう。
⑤肘や膝
無理に動かさず安静に保ちましょう。氷や濡れタオルなどで冷やすと痛みや腫れが和らぎます。
程度が軽い場合は湿布で治ります。
長時間激しい痛みが続く場合や、曲げると痛い場合などは骨折している可能性があるので必要に応じて
医師に診察を受けましょう。
※押すと痛いなど程度が軽くても打撲が治らない場合は骨折している可能性があります。
自己判断で手当てせず医師に診察してもらいましょう。
打撲したときの痛みのよくある質問
①湿布を貼ってもいい?
基本的に病院で処方される湿布を使用しましょう。
市販品は、子供が使用できない成分が配合されている場合があるので
薬局の薬剤師に確認しましょう。
②風呂に入ってもいい?
患部を温めると腫れや痛みが強くなります。2~3日間はシャワーで済ませましょう。
③打撲が治るのはいつまで?
程度のもよりますが、軽度だと1~2週間で治ります。
肘やひざなどの関節は治りが比較的遅いので1ヶ月以上掛かる場合があります。
④打撲とねん挫の違いは?
打撲:体の一部を打ち付けることで起こる腫れや痛みなどが起こる症状。
ねん挫:関節をひねったり、ねじったりした時に腫れや痛みなどが起こる症状。
打撲については知恵袋でも痛みがひかない悩みが多いことがわかります。
打撲の痛み
打撲とは何かに強くぶつかった時に患部にはっきりと現れる腫れや内出血や痛みで炎症反応のことです。
原因は、スポーツなどの衝撃の時や日常生活で階段などで転落や転倒したときにどこかをぶつけて
起こります。この時に骨折の可能性があるので病院に行くことをおすすめします。
打撲についてのポイントは、打撲をした時の処置方法で「冷やすこと」と「必要に応じて病院に行くこと」です。
今回お伝えした「打撲の症状や原因について」と「打撲したときの処置方法」を参考にして下さい。
そうすれば処置が早めにでき、治るのも早くなるでしょう。
自己判断で手当てせず、病院で診断してもらうことをおすすめします。