ブラウザー意見アンケートの消し方
ブラウザー意見アンケートは「フィッシング詐欺」です。
画面に「ありがとう」や「●●が当たるチャンスを差し上げます」などの表示が出ます。
Chrome(クローム)の場合、ユーザーの利用ブラウザーごとにfirefoxやsafariでも同じ内容で「ブラウザー意見
アンケート」と称した表示になります。
ブラウザー意見アンケートの消し方もふくめ
この様なフィッシング詐欺に合わない様に今回は
・ブラウザー意見アンケートとは詐欺
・ブラウザー意見アンケートに答えてしまったら
・ブラウザー意見アンケートに入力してしまった時の対処法
・ブラウザー意見アンケートに引っかかったら
について紹介していきます。
ブラウザー意見アンケートとは詐欺
1. ブラウザー意見アンケートとは
ブラウザー意見アンケートとは「フィッシング詐欺」です。
パソコンやスマホでインターネットを見ていると、突然「おめでとうございます!2020年間ビジター
アンケートの参加に選ばれました!」という画面が表示された場合は注意してください。
この数字は2018、2019、2020、2021、2022、2023、2024、2025、2026、2027、2028、2029、2030などと変わっても同じです。
表示された場合は、何もせずに画面を閉じて下さい。
そうすれば個人情報が盗まれたり、ウイルスに感染したりすることはありません。
<アンケートに答えてしまったら・・>
最後までアンケートに答えてしまうと「iPhoneなどの商品が100円で購入できる」などの画面が表示され、
個人情報やクレジットカード情報の入力が求められます。
答えたらいけません。
こうしたiPhone(アイフォン)など人気商品で注意を引くのはインターネット上に限らず
私たちの身の回りにもありますよね?
当然ですが入力してはいけません。
2. ブラウザー意見アンケートが表示される原因
この画面が表示される原因は「ウエブサイトの改ざん」です。
改ざんされたウエブサイトを閲覧したときに表示されます。
※閲覧者はウイルス感染はしません。
ウエブサイトの脆弱性を突いて「ブラウザー意見アンケート」 のページにリダイレクトする様に改ざんしている様です。 改ざんされたウエブサイトに同じデバイスで再度アクセスしても表示されないようです。デバイスや IPアドレスの関係で、表示したり、しなかったりするようです。 |
3.詐欺広告の被害
今迄、様々なブラウザー意見アンケートの被害があります。その種類を紹介します。
2018年間ビジターアンケート undefinedブラウザー意見アンケートなど2017年~毎年確認されています。
詐欺広告の種類は以下の通りです。
・2021年年次訪問者調査chromeユーザー調査
・chrome検索コンテスト
・通知 あなたは5億Google検索を行いました
・通知 あなたは50億Google検索を行いました
・2021年間ビジターアンケート undefinedブラウザー意見アンケート
・おめでとうユーザー!あなたのIPが勝ちました。Googleギフト
これらが確認されています。今後違う詐欺広告が出る可能性があるので十分に注意が必要です。
ブラウザー意見アンケートに答えてしまったら
入力してしまったらどのような事が起こるのでしょうか。
ここでは、その内容について紹介します。
1.個人情報が盗まれる
フィッシング詐欺とは、アカウントIDやクレジットカード番号などの個人情報の入力を促し、搾取する行為
です。この様な情報を得るために、一見ブラウザの使用状況などを、実際のアンケート集計するかのような
表示になっています。
2. 「ブラウザー意見アンケート」の手口
①突然に表示される
インターネットを閲覧していると、突然「ブラウザー意見アンケート」が表示されることがあります。
Firefoxのマークが入っていて、いかにもブラウザの正式なメッセージ化の様な表示です。
「OK」をクリックするとアンケートに移ります。
②アンケートに答えさせられる
アンケートは全部で4問あります。
・1問目: firefoxをどれくらいの頻度で使いますか?
・2問目:以前のバージョンの firefoxにどれくらい満足していましたか?
・3問目:他に使うブラウザは?
「chrome」「InternetExplorer」「Firefox」「他」の4択です。
※firefoxのユーザーに他のブラウザの利用を尋ねる質問で、答えに firefoxが入ってないのは不自然です。
・4問目:どれくらいの頻度でインターネットを利用しますか?
アンケートが終了すると「答えを適正化中・・・」などという画面になり、不思議な文面が並びます。
③iPhoneなどの端末が100円で購入できると表示
「ご参加ありがとうございました。本日は次の商品が選べます。」という表示に切り替わります。
Apple iPhone11Proが106800円のところ数量1点のみ100円と表示されていて、クリックボタンで
購入を促す表示があります。
また画面下には当選者とみられる方の「喜びのコメント」が掲載されています。閲覧者に信憑性を持たせることと、安心感を持たせるような画面構成となっています。
※iPhoneの新機種が出れば、商品が新商品に変わるようです。(今回は Apple iPhone11Pro)
④個人情報の入力をさせられる
アンケートが終了すると最初にメールアドレスを入力させられます。
・メアド入力
「持続する」をクリックさせるような表示になり、しかも「オファー残り時間」が59秒と短い時間を設けて、
深く考えさせずに個人情報を入力させようとします。
・クレジットカード入力
メアド入力後にクレジットカード入力の表示に変わります。
ここでも引き続き「オファー残り時間」の表示が続いています。
この様な手口です。個人情報の入力では短い時間で、深く考えさせずに入力させようという手口です。
入力しないようにしましょう。
ブラウザー意見アンケートに入力してしまった時の対処法
ここでは対処法について紹介します。
1.詐欺ページの対処法
この様な不正ページに対処する方法は「無視」するだけでよいです。
このページの消し方は「ブラウザのタブを閉じる」か「パソコンやスマホなど電源を一度切る」です。
2.入力しなければ問題ない
まず「ブラウザー意見アンケート」は表示されても入力しなければ問題ありません。
もしウエブサイトの閲覧をしている時に、表示が出たら慌てずに何も入力しないでブラウザを閉じるようにしましょう。また念のためにパソコンを再起動するようにしてください。
この様な操作をするだけでも、偽サイトへのクレジットカード番号や個人情報の入力を回避し、ウイルス感染するような被害にあわないように出来ます。
3.メールアドレスを入力した場合
メアド入力をしてしまうと、詐欺サイトの運営側にメアドが知られてしまう事になります。もしメアドに
個人情報が組み込まれている場合は注意が必要です。
名前や誕生日など個人情報に関連づけているメアドの時は、以下の恐れがあります。
・迷惑メールが届く
・登録しているサイトにログインされてしまうリスクが高い
・メアドとパスワードでサイトに悪用される
・SNSなど乗っ取られる恐れがある
などです。
◎この様な時の対処法は以下の事をしてみましょう。
・登録しているメアドの変更
・迷惑メールが来てしまったらブロックする
・二段階認証に変更
特に二段階認証などでセキュリティ強化が大切になってきます。
不安な方は早めの対応をおススメします。
4.クレジットカード情報を入力した場合
入力してしまっても必ずしも高額請求が来るとは限らないようですが、
入力したら
クレジットカードの情報が詐欺グループ側に漏れている可能性は非常に高いです。
アンケートが終わると、個人情報を入力するページ下に画面が表示されます。
一番下の黒いスペース左から2番目の欄に「メンバーシップのキャンセルは簡単です。~30日ごとにリラが請求されます。」と記載があります。このリラとはトルコの通貨です。
これは何らかの有料サイトへのお試し登録させられたことになります。
◎この様な時の対処法は以下の事をしてみましょう。
・クレジットカード会社に連絡(利用停止などの処置)
・消費者センターに相談
悪用される恐れがあるので早めに対処しましょう。
この「ブラウザー意見アンケート」は、何かに当選したなどと入力させようとします。詐欺グループの目的は、メアドやクレジットカードなどの個人情報を得ることです。この画面が表示しても冷静に対処することが重要です。
ブラウザー意見アンケートに引っかかったら
ブラウザー意見アンケートは「フィッシング詐欺」です。
このブラウザー意見アンケートはインターネットを見ている時に突然表示されます。
先程紹介したように、何かに当選したなどネットの閲覧者を煽り、アンケートに答えさせます。
詐欺グループの目的は、メアドやクレジットカードなどの個人情報の入手です。
今回の記事のポイントは
・「ブラウザー意見アンケート」の手口
・対処法
です。
このブラウザー意見アンケートが表示したら慌てずに冷静に対処する様にしましょう。
もし、引っかかったら先程紹介したような対処をしてみましょう。
今回はブラウザー意見アンケートについて解説してきました。